機能01 プロセス設計と可視化
(プロセスフロー作成)

MPPCreatorは、製造工程を分かりやすく可視化し、柔軟なプロセス設計を強力に支援します。従来の階層型M-BOMでは困難だった複雑な製造プロセスも多彩に表現可能で、仕様変更に伴うプロセス変更にも対応しやすくなります。BOMとプロセスを統合することで、現場の状況に応じた最適なプロセス管理を実現します。

従来のM-BOMによる表現の限界

従来のPDMシステムは、ストラクチャー型のM-BOMが一般的であるため、加工や切断、組立といった製造プロセスの詳細な表現には限界があり、製造プロセスの見直しのたびにM-BOM構成の変更が必要となるなどの課題があります。

例 1「圧力容器」の製品構成

下図の[MBOM構成例1]では、「下部鏡」と「下部胴」、「中間胴」が1つの組立部品として定義されていますが、どの順番で組立されるかは明示できません。
[MBOM構成例2]では、「下部胴」と「中間胴」を先に組立し、その後に「下部鏡」を組み立てるように明示しています。では、加工順やプレス加工などの回数などはどのように表現するのでしょうか?
一般的には、M-BOM の部品は原価の単位や、製造ラインやワークセンターなどの単位で定義されることが多いため、組立手順を直観的に把握することが困難です。

例 2加工、切断プロセス

下図の[M-BOM構成例:加工プロセス]は、素材が納品されてから、曲げ加工して2枚板を合わせて単体胴を製作するイメージのM-BOM部品です。たしかに表現はできますが、加工回数分のM-BOM部品階層を作成することになります。
切断プロセスはどうでしょうか?
一般的に、部品構成数に小数点を設定したり、重量、長さなどを設定して対応する事が多いと思われます。 [M-BOM構成例:切断プロセス]では、部品構成数に[0.20]を設定しています。

MPPCreatorなら ~ プロセスを主軸としたMPPCの柔軟な表現力 ~

MPPCreatorは、BOPを前提とした設計思想に基づき開発された製品です。 製造プロセスを主軸とした柔軟な表現力により、従来M-BOMだけでは表現が困難だった特殊な加工や複雑な組立など、様々な製造工程を精緻に表現し、多彩で柔軟な工程設計をサポートします。

例 1部分組立工程の表現方法

下図の[部分組立部品あり]は、上で例示した、「下部+中間胴」を作成した上でプロセスを表現したものです。
「下部+中間胴」の必要性がない場合、[部分組立部品なし]のように、プロセスをひとつ上の階層の部品で表現できます。
このように、プロセスを主軸で考えることで、M-BOM 部品の基本単位を柔軟にすることができます。
M-BOMは、一般的には、以下の単位で部品の定義がされます。

  1. 1.工程に投入される部品
  2. 2.工程で生産される製品
  3. 3.標準作業時間/リードタイムの算出ポイント
  4. 4.品質管理ポイント
  5. 5.設備&工場などのリソース

製造プロセスの視点で、あるべきBOM構成管理をすることが可能です。

例 2特殊な工順の表現

特殊なケースを紹介します。
下図は、「下部鏡+下部胴+中間胴」の組立部品行に定義されていた、「圧力計用管台」の合せのプロセスを「中間胴」の部品行に移動して表現した例です。
工順としては、「下部胴」と「中間胴」の合せ後に「圧力計用管台」を合わせているのは変わりません。

このような柔軟な表現によって、以下の要件を満足する事ができます。

  1. 1.仮合せ後の加工プロセス
  2. 2.加工対象部品の指定
  3. 3.加工コストを計上する対象部品の指定

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